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homeヨーロッパの愉しみ-ヨーロッパニュース2026/27 -過去のニュース検索 - 2026-9-08
AfDショック
ドイツSachsen-Anhalt州の州議会議員選挙で極右政党AfDが40%近い得票率で第一党となったことへの外国での反応は様々だ。隣国フランスでは来年の大統領選挙の候補者で世論調査では最も高い支持を受けているMarine Le Penの極右政党Rassemblement nationalは注目すべき沈黙を続けている。排外主義や反ユダヤ主義などの否定的な発言を抑えることで支持者を増やしてきただけに、AfDの勝利を目立つ形で祝福することは選挙に不利に働くという計算があると見られる。ポーランド首相Donald Tuskは、AfDの勝利だけではなく、ポーランド国内にこの勝利を喜ぶ声があることにショックを受けたと話した。イタリアの外相で右派政党Forza Italia所属のAntonio Tajaniは、Afdの勝利は広く予想されていたとして、Afdに投票した人のすべてがネオナチストである筈は無く、東ドイツは長く共産党政権下にあり、今でもドイツの最も貧しい地方だ、過激思想は経済的に弱いところで台頭すると説明した上で、イタリアはイタリアであり、現実は全く違う、この選挙結果に適切に反応することは必要だ、無用な規制ばかりを生みだし続け、何も決めることが出来ないEUの改革こそが、自由を守るために最も必要なことだと話した。2026-09-08
Marine Le PenDonald TuskAntonio Tajani
戦争犯罪者賛美
セルビアではオランダで服役中に死亡した戦争犯罪者Ratko Mladićの埋葬行事が多数の参加者によって始まっており、EUは戦争犯罪者を賛美することは許されないと批判した。また同時に、これは民族抹殺の事実を否定するもので、全面的な修正主義であり、根幹的なヨーロッパの価値観に矛盾するもので、EUとその加盟候補国にはこのような行為の場所は無いとブリュッセルのEU外交機関EEASが声明を発表した。埋葬は明日、行われ、盛大な儀式が予定されている。Mladićは1992から1995年の間のボスニア戦争中の民族大量虐殺を主導した罪で終身刑の判決が確定して服役していた。EUはかつてのユーゴスラヴィアで苦しんだ全ての犠牲者と生き延びた人とその家族との連帯を表明し、西バルカンのすべての国の宥和と地域の安定のための努力を支援するとEUスポークスマンが発表した。Mladićsの名前は1995年7月のボスニア‐セルビア部隊によるスレブレニツァの大量殺戮と結びついている。この部隊は彼の指揮下にあり、国連安全地域に突撃し8000人のムスリム男性と少年を殺害した。その罪にも拘らずセルビアでは一部の人々から英雄として称えられている。2026-09-07
Ratko MladićEEASスレブレニツァ
極右大勝
昨日日曜日9月6日のドイツのSachsen-Anhalt州の州議会議員選挙で極右政党AfDが世論調査を基にした予想を上回る43.8%の得票で第一勢力となった。これまでの最大勢力で与党のCDUは得票率を19.9%減らし、17.2%となった。AfDは議会で39議席を占めることになり、過半数の42議席に3議席と迫ることになった。これまでAfDとの協力を表明する政党はなく、大部分が拒否する立場を明らかにしている。その中でプーチンの友とされるSahra Wagenknechtを中心とするBSWは得票率5.3%で辛うじて議会進出を果たし、首班投票を議員の自由意思に委ねる方針を明らかにしており、その5票の行方によっては連立に必要な過半数をAfDが確保する可能性もある。連邦連立与党SPD社民党は0.9%得票を伸ばしたものの、9.3%で8議席にとどまり、FDP自民党は5%の壁を越えられず、議会への参加の権利を失った。AfDとBSWを除く他党の議席数は同数の39となり、BSW議員の投票によってはAfDの筆頭候補Ulrich Siegmundが州首相に選ばれる可能性がある。しかし、Siegmundは安定多数が確保されない限り、首相にはならないとしており、AfDの連邦首脳の権力確保の圧力の下でどのような行動を取るのかはまだ分からない。この選挙結果について連邦首相Friedrich Merzは自らの不人気がこの選挙に影響を与えた可能性を認め、州首相Sven SchulzeはCDUの敗北の責任を認め、党の州代表を辞することを明らかにした。この選挙結果についてElon MuskはオンラインプラットフォームXにAfD共同代表Alice Weidelの書き込みにコメントする形でSiegmundへの祝辞を投稿した。Siegmundはそれに答えて、支援に感謝した。また元駐ベルリンUS大使Richard GrenellもXに祝福の言葉を書き込んだ。数年前からAfDへの親近感を表明しているTrump自身はコメントなしで暫定選挙結果をポストしただけで、発言はしていない。プーチンの対US特命交渉官キリル・ドゥミトリエフは現実的になったAfDの歴史的勝利だとTrumpを引用する形でコメントした。2026-09-07
Sachsen-AnhaltAfDUlrich Siegmund
初の民間ロケット成功
昨日、9月5日、ノルウェーのAndøya宇宙空港から発射されたドイツのスタートアップ企業Isar Aerospaceの運輸ロケットが予定された軌道に人工衛星を投入することに成功した。民間企業の人工衛星打ち上げに成功するのはヨーロッパではこれが初めてで、国内の支持が落ち込んでいる首相のFriedrich Merzにとっても歴史に残る出来事となった。Spectrumと名付けられたロケットはドイツで開発された初めてのもので、企業創始者Daniel Metzlerは記者会見で誇りを見せて、これが新時代の始まりだと語った。独自の必要にあわせ、最適な瞬間に打ち上げが出来ることになるとして、Metzlerは、これは技術的な成功作であるだけでなく、ヨーロッパの戦略的、経済的、技術的な未来に大きな影響を与える突破口だと話した。打ち上げの様子はYoutubeを通じて実況中継され、解説者の説明によると4分足らずで目標のいわゆるKármánラインと呼ばれる高度100㎞に達した。長さ28mのSpectrumは複数の大学の5の学術人工衛星と一つの科学実験用の人工衛星を軌道に投入した。第一号機は昨年、発射後30秒で爆発し、第二号機の発射は今年、4回にわたって中断されているだけに、成功の喜びは大きい。ロケット打ち上げではヨーロッパは大きな後れを取っており、昨年のUSAの打ち上げ数が198、中国をはじめとするその他の国のそれが124なのに対して一桁となっているため、ヨーロッパは大きな後れの解消の必要を抱えている。Isar Aerospaceは第3号機の製造を始めており、7号機までの計画が立てられている。打ち上げステーションの不足もヨーロッパの大きな課題の一つで、将来、カナダのNova Scotiaからの打ち上げも視野に入っている。Isar Aerospaceは製造拠点を現在のMünchen南郊外から北郊外に移転を進めており、敷地が10倍に増え、年間製造機数は40を予定しており、要員も現在の500人から600人に増やすと発表されている。これまで人工衛星の需要は民間商用のものが主だったが、今、軍用衛星の需要が大きな勢いで増えており、間もなく受注の70%を超えると見込まれている。連邦防衛大臣Boris Pistoriusは2030年までに350億ユーロを宇宙安全のために投資すると発言している。ヨーロッパはロシアとの離別の後、ロケット打ち上げをSpaceXに頼っているが、SpaceXの投資額が2兆ユーロを超えているだけに、その穴を埋めることは極度に難しい。2026-09-06
Andøya SpaceIsar AerospaceKármánライン
ノルウェー王室新時代
これまでヨーロッパ最高齢の君主だったノルウェーのHarald国王が死去して、長男のHaakonがその後を継ぐ。オスロの王宮広場では哀悼と新しい国王の時代への緊張した期待が交錯している。早朝から多くの人が死去した国王に花を捧げ、黙祷した。その後、53才の新国王Haakon VIIIが正午に王宮に集まった政府関係者の前で標語  ”Alt for Norge” を発表した。全てをノルウェーのために、を意味する標語は彼の父と祖父が選んだものと同じだ。彼の妻Mette-Maritが女王となり、娘で第一子のIngrid Alexandraが王座継承王女となる。第二子のSverre Magnusの王子の名称は変わらない。Harald Vの未亡人Sonjaの称号は女王だが、Deres Majestet陛下の名称は外される。新女王の以前の交際による息子のMarius Borg Høibyは称号は無く、王室の一員でもない。彼はこの6月、二つの強姦の罪で4年間の懲役刑の判決を受けている。新女王Mette-Maritは昨年、Jeffrey Epsteinとの間で交わされた数百のEメールが発覚してジャーナリズムの話題になることが多く、また肺線維症を患い、肺の移植手術を受けたことも記事になった。Mette-MaritとMarius Borg Høibyの事例は国民の王室への信頼を大きく損なうことになったが、新国王に対する批判は少なく、現代的、健康的で未来志向の王だと信じられている。世論調査でも彼の評判は父王に匹敵する高さで、多くの国民は彼を信頼している。2026-08-29
Harald VHaakon VIIIIngrid Alexandra
爆薬工場で爆発
イタリアの首都ローマの北東40㎞のColleferroにある爆薬工場で爆発が起こった。情報配信会社ANSAによると工場はドイツ―フランス軍需企業KNDSの工場で起きたもので、消火活動は特殊な条件のため難しいが、今のところ、負傷者の情報は入っていないという。原因はまだ分かっていないが、放火や破壊工作の可能性は小さく、爆薬の圧縮作業中の事故と見られるという。2026-08-15
ColleferroANSAKNDS
日蝕
ヨーロッパでは今日、1999年以来となる日蝕が見られる。皆既日食が見られるのはイベリア半島とグリーンランドの一部だが、中央ヨーロッパでも85から90%まで太陽が隠される。日蝕は19時30分ごろから21時ごろまで続く。2026-08-12
EuronewsNasa LiveEl Pais
5万人が泳いでスペイン領に
アフリカ大陸モロッコにあるスペインの外国飛び地Ceutaに5万人が泳ぎ着いたことで、各方面で大きな騒ぎになっている。既に、大部分がモロッコに送り返されたとスペイン当局は発表しているが、シェンゲン協定加盟国の間では人物往来が自由となっているため、フランスやイタリアは警戒感をあらわにしている。イタリアのMeloni首相はスペインとの関係を一時的に停止した。スペインは軍を派遣して国境警備を強化し、ヨーロッパの海上国境警備組織Frontexも現場での警戒を強化している。このような大規模な行動は個別のものとは考えられず、スペインのSánchez首相は、これは犯罪組織によって仕組まれたものだと断定した。2026-08-01
Ceutaシェンゲン協定Sánchez
低水位でマンモス発見
少雨と高気温のためにドナウ河の水位は歴史的な低さになっているが、ブルガリアの小都市リャドヴォでは川底でマンモスの骨が発見された。研究者の分析ではMammuthus primigenius(ケナガマンモス)と判定された。これまで見つかっているのは下顎、牙、肋骨だけだが、大部分の骨は地中に埋まっていると考えられる。Mammuthus primigeniusは70万年-50年前から7000年前頃まで生息していたと考えられており、良く知られている種だという。発掘された骨はルーセの博物館に展示される予定だが、少なくとも数千年前の骨の発掘には細心の注意が必要で、大気との接触で風化が一気に進む恐れもある。ドイツ南西部から黒海に及ぶドナウ河は今、記録的な低水位となっており、これまで見られることのなかった風景となり、岩や砂地だけでなく船や建造物の残骸なども姿を現している。動植物も数千年にわたり川底に堆積していると考えられ、今後も新たな発見があると見られる。2024-08-01
リャホヴォケナガマンモス博物館 ルーセ
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