以下は日程がインターネット上で発表されている、ある程度以上の情報が載せられたクリスマスマーケットのサイトへのリンクです。 他のマーケットも見つけ次第、ここに追加します。
クリスマス マーケット
12月が近くなると新聞などに各地の Christkindlmarktへのバス・ツアーの参加者募集広告がでます。
ドイツ語ではクリスマス・マーケットは Weihnachtsmarkt とよばれますが、所によっては Christkindlmarkt(小さい子供キリスト-市場)と呼ばれています、また最も有名なニュールンベルクのそれはChristkindles Marktと呼ばれています。
クリスマス・マーケットが盛んなのは、どうもドイツ語圏のようで、イタリア、フランスでも大きなクリスマス・マーケットがあるのはドイツ、オーストリア国境に近いところです。
待望カレンダー Adventskalender
降誕の場面 Krippe Crèche Presepe
グリュ-ヴァイン Glühwein
クリスマス・マーケットが開かれるのは12月初め前後ですから、かなり寒い時期です。そこで、温めたワイン(Gluewein)がマーケットのそこここで売られていて、日本の甘酒のように子供たちもこの香料で味付けされたワインのご相伴にあずかります。 そうして、かじかんだ体に元気をつけて、さらに買い物に励むという訳です。
嬰児キリスト郵便局 Christkindl Postamt
オーストリアではChristkindl宛ての郵便とその返信だけを扱う郵便局がクリスマスシーズンに営業開始します。 これはオーストリア郵便の季節サービスで、子供向けのお話や待望のカレンダー、クリスマス特別切手の紹介、楽譜つきクリスマスの歌のページ、更に郵便局のライブカムもあります。 11月28日から12月31日まで僅かの例外(最初の日、最後の日は14時まで、クリスマスイヴと大晦日は12時まで、クリスマスとその翌日は休み)を除いて毎日10時から17時まで開局しています。
南チロル-イタリア
北イタリア、オーストリア国境に近い南チロル(Alto Adige)は伝統的にはドイツ語圏です。 ですから、20年目を超えたばかりの若いクリスマス・マーケットの習慣もドイツ風です。 このサイトはこの地方の五つの町のクリスマスマーケットを紹介するサイトで、非常に美しく作られています。また画像、動画も用意されています。マーケットでは民俗音楽や舞踊、ブラスバンドなどの余興もあり、同じ時期に開かれる手工芸市では、製作の実演なども行われ, 各ホテルは特別パッケージを提供し、レストランは期間中無休で来客を待っています。
ウイーン Christkindlmarkt
これはオーストリアの首都ウイーンのサイトです。英語のページもあります。 Webcamやマーケット写真集が楽しい見もので、今回集めたサイトの中では最も楽しいサイトです。 子供たちのための楽しみも豊富に用意されており、実際のマーケットと同様にサイト上でもInteractive Planなどで見ることができます。 大人のためには案内図が用意されており、目指す品物からも、場所からも店を見つけることが出来るようになっています。マーケットは今年は11月14日から12月24日まで開かれます。
ニュールンベルク Christkindlesmarkt
ホームページも含めてヨーロッパで最も有名で伝統あるニュールンベルクのChristkindlesmarkt です。 Christkindlは二年毎に選ばれる、いわばマスコット・ガールですが、今年、選ばれたNora Falkがオープニング・セレモニーの宣言など重要な役をこなします。 屋台の中には700年以上の歴史を持つと言われる名物焼きソーセージNürnberger Bratwürsteのものもあります。
シュトゥットゥガルト Stuttgarter Weihnachtsmarkt
南西ドイツに広がる大きな州BadenWurttembergの首都シュトゥットゥガルトはクリスマスマーケットの規模も大きいようです。市役所内ではまた、クリスマスツリーの展覧会も開かれます。マーケット期間中、ほぼ毎日夕方、旧城の中庭と市役所前の階段で様々な音楽のコンサートが開かれます。また、託児のサーヴィスもあり、子供たちのためのアトラクションプログラムも組まれています。 サイトでは詩人メリケも愛したといわれる乾し果物入りの菓子パンHutzelbrotが特別のスペースで宣伝されています。お土産にいかがでしょうか? ご自分で作ってみるのも良いかもしれません。 マーケットの期間は11月26日から12月23日までです。毎日10時(日曜日は11時)から21時まで、12月15日は22時30分まで開いています。
エッセン Internationaler Weihnachtsmarkt Essen
ドイツの工業地帯の真中にあるエッセンのクリスマスマーケットは‘国際’と銘打たれています。ドイツ風のロマンティックな市風景とは一味違ったイルミネーションが特徴で、(ドイツから見て)海外のクリスマス用品も多く売られているようです。 中心となる Willy-Brandt-Platzに建つ250の屋台ではクリスマスマーケットにつき物の人形や飾り、ドイツの伝統的なシナモン味の保存菓子Lebkuchenや暖められた香辛料入りのワインGlühwein などの他、他国の甘いものを提供する店も多いようです。お土産には手作りロウソク(自分で作るサーヴィスもある)、名物の洋カラシなどがあります。
ドルトムント Weihnachtsmarkt Dortmund
ドルトムントのクリスマスマーケットの売り物は世界最大のクリスマスツリー(Weihnachtsbaum)です。かなり大きなマーケットで、出店のリストには300以上の名前が並んでいます。
ドレスデン Striezelmarkt
東ドイツの大都市ドレスデンのクリスマスマーケットはStriezelmarktとよばれ、今年で586回目だそうです。ドレスデンのクリスマスというと一番先に思い浮かぶのはChriststollenというお菓子で、至る所に出てきます。 また、Stollen祭りというのもあります。この菓子の大使役となるStollenmädchenは今年はDresdenのパン屋で研修中のJohanna Wormが務めます。別組織のstriezelmarkt.orgも豊富な情報を提供しています。 マーケットの期間は11月26日から12月24日までで、最終日の14時までを除いて毎日21時まで開いています。大部分は10時からですが、小さなマーケットは午後から始まるところもあるようです。
ストラスブール Les Marchés de Noël
フランスのストラスブールのクリスマス・マーケット Les Marchés de Noël です。この町は現在はフランスに属するアルザスの首都ですが、歴史上ではドイツとフランスの間を行きつ戻りつしています。 公用語は勿論フランス語ですが、この地方の方言はドイツ語です。 クリスマス・マーケットも明らかにドイツ風の伝統の中にあります。サイトにはクリスマスの都ストラスブールと謳われ、数年前には考えられなかった量の情報が多数の写真、美しいヴィデオとともに掲載されています。 今年のマーケットは 11月26日から12月24日までで、毎日11時半から週日は21時まで、金土曜日は21時まで開いていますが、クリスマスイヴは18時で終わりです。イルミネーションは1月7日まで行われます。
アルザスのクリスマスマーケット
ストラスブールを含む、アルザスのクリスマスマーケット情報を集めたサイトは情報豊かな美しいものになりました。 上に書いたようにフランスで最もクリスマスマーケットの盛んな地方で、一度クリスマスマーケットを体験するのも悪くないと思われます。 各地で夥しい数のクリスマスマーケットが開かれますが、特に宝石のような美しい町Colmarはクリスマスマーケットも(少々観光客ズレはしていますが)垢抜けています。 二度の世界大戦による破壊をからくも免れた16世紀から続く旧市街とワインで有名なRiquewihrなどとともに、クリスマスの時期でなくても一度訪れる価値のある町です。開催期間は概ね11月24日から年末までです。