この時期には教会の行事や宗教行列だけでなく、 受難劇も各地で上演されます。 ドイツ語圏で一番有名なのが オーストリアErlの受難劇で、1613年に初めて行われたものです。　現在では6年毎に公演され、前回は2019年でした。今年2025年は上演年にあたり、6月に6回の上演が予定されています。　

美術作品も最後の晩餐から復活そして昇天までのイエスを描いたものは枚挙に暇がありません。　このリンクは主にイタリア人画家の作品を集めたサイトです。

音楽にも受難と復活の物語を扱った作品が多くありますが、 私なりに 受難と復活の音楽をまとめてみました。

さて、いろいろな所でもうお気づきになったと思いますが、復活祭のシンボルは何と言っても卵です。いろいろな方法で染められた卵が食べられ、装飾を施された卵の展覧会や卵型の飾りのコンテストなどもあります。また、親達が工夫を凝らして隠しておく（多くはチョコレートの）卵を探すのは子供達にとって復活祭ならではの楽しみです。街の広場などで茹卵の両端を打ち付け合って割れなかった卵の持ち主が割れたほうの卵を没収するというゲームが行われます。

また、ドイツ語圏ではどういう訳かウサギがシンボルのひとつです。これは、ウサギが多産であると信じられていることと関係があるようです。ドイツの復活祭サイトもウサギで埋まっています。

各地で個人、団体を問わず、多くの卵探しイヴェントが企画されています。

キリスト教信者ではない人も断食。　謝肉祭の期間が終わる灰の水曜日から復活の日曜日までキリストの喪に服するために断食する習慣は4世紀に始まったとされるが、2世紀には二日間の断食がすでに行われていたという説もある。
　教会では肉、酒、甘いもの、タバコなどの愉しみを与えるものを断つとされているが、魚を食することは許される。　15世紀には規則が緩和されて乳製品や卵は食べられるようになった。　現代ではテレビやゲームを断つ人もある。変わったところでは、この期間は嘘をつかないというものもある。

レバノンは古いキリスト教の伝統を持っています。

また、更に古い伝統を持つエチオピアでも少数派のキリスト教徒が伝統を守っています。

ポーランドのLipnica Murowanaでは、復活祭の日曜日の一週間前の日曜日、棕櫚の主日が祝われ、棕櫚の高さが競われる。

イエスがエルサレムに凱旋するように入市した棕櫚の主日だが、彼が人類の罪を償い死ぬための好意だと知っていたことはキリスト者にとって大きな意味を持つ。　

ローマ法王がイエスが十字架を背負ってゴルガタの丘まで歩いた聖書の故事をローマで跡付ける行事です

聖書の故事が起きたとされるエルサレムでは世界から訪れるキリスト教信者たちが十字架を引きずりながらイエスの苦難を偲びます。

イエスが磔にされ埋葬された場所に建てられたとされる教会では、復活祭もキリスト教の日付によって祝われます。

南スペインのこの町ではヨーロッパ最大級の聖週間が祝われます。

アジア最多のキリスト教信者が住むフィリピンでも大規模な行事が行われます。

スペイン、バスクのBalmasedaでは十字架の道が歴史的な衣装をつけた人々によって演じられる。今年は中止されると発表されました。

スペイン北部の小村San Vicenteでは死刑執行人たちLos Picaosが主要な役を演じる受難劇が演じられます。

スペインのSan Estebanの十字架の道も有名だ

ロンドンのTrafalgar Squareでは俳優により受難劇が演じられます。

パリのChamps-de-Marsでは十字架を担いだ信者たちが道を歩きます。