sitemap.jpgスイスの愉しみ-スイス相撲 2025-08-31
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三年に一度開かれるEidgenössisches Schwing- und Älplerfest(Fête fédérale de lutte et des jeux alpestres)連邦シュヴィンゲンとアルプス山人祭は今年2025年、グラールス州のMollisの飛行場を競技会場として8月29日から31日まで開かれました、開催地はGlarnerlandとされており、全州挙げての開催となりました。祭りは民族衣装、民族音楽、軍楽隊、石投げ、Hornussenホルヌッセン、乳牛コンテストなどスイスが伝統として誇るものが披露されますが、最高潮になるのはやはりシュヴィンゲン大会です。今年の勝者は8戦を勝ち抜いたグラウビュンデン州のArmon Orlikとなりました。今年は石投げでUrs Hutmacherが 83.5kgのUnspunnensteinといわれる石を4.16m投げ飛ばし、2004年の4.11mの記録を塗り替えました。
連邦シュヴィンゲン協会 今年の予定 
5月18日の Ob- und Nidwaldner Kantonales Schwingfest が今年最初の大きな大会です。
biel oldie
Schwingen
スイスにも相撲があると言ったら、びっくりする方も多いと思いますが、それが立派な伝統の格闘技として存在するのです。
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古くはヨーロッパの各地で広く行われていたと思われるこの格闘技は幾つかの例外,アイスランド、オーストリアのザルツブルク、フランスのブルターニュなど,を除いてはほぼ消え去ったように見えます。
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しかし、スイスでは民族のスポーツとして各地で行われ、毎年スイス選手権も開かれます。スイス相撲連盟
ルールは相撲とレスリングの中間のようなもので、競技者の一方の背中が地面に着くと勝負ありとなります。
Rüchblick
オリンピックの種目でもあるレスリングの原型が生まれた古代ギリシャでは体に油を塗って闘い、衣服に手をかけてはならないことになっていたようですが、ヨーロッパに定着したこのスポーツではズボンまたはベルトかまわしのようなものを掴んで闘うようになっています
lausanne cathedrale
スイスでの一番古い記録は10世紀まで遡ることができるそうですが、ロザンヌの大聖堂に残っている13世紀の合唱席の浮き彫りにははっきりと二人の競技者が刻まれています。 ロザンヌはフランス語圏ですが、現在盛んにスイス相撲Schwingenが行われているのはヴァッリス州のドイツ語地区から、東端のアッペンツェルまでのドイツ語圏です。フランス語圏ではドイツ語圏と隣接するフリブール州が目立つ程度です。なお、Schwingenはフランス語では単にlutte suisse(スイス レスリング)とよばれます。
muota
スイスでは牧人たちの間に広まったこの格闘技は、血の気の多い若者たちの間で、しばしば殴り合いに発展してしまうことから、多くの土地で禁止された歴史を持っています。
festissimo
ニドヴァルデン Nidwalden州では20世紀初頭まで、なんと200年以上に渡って禁止されていたそうですが、今ではこの通りです。
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民族のスポーツは他の伝統とも結びつき、Steinstossen石投げ、中部スイスではHornussenホルヌッセンなどの伝統スポーツ、そしてもちろんFahnenschwingen旗投げ、アルプホルン演奏やヨーデル、Ländlerレントラーなどの伝統民族音楽舞踊や衣装パレードなどと組み合わせて大会が催されることが多いようです。
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