2015年までとする早期の脱原発の場合、四つの電力企業RWE, Eon, EnBWとVattenfallはグリーンピースの試算によると750億ユーロの利益を失う。　2020年までの場合、その額は約600億ユーロとなると環境保護団体は伝えている。 経済大臣Rainer Brüderle (FDP自由民主党)はエネルギー変換期には素早い供給網の拡充と連邦政府がより大きな権限を持つことが必要になると警告している。　政府は6月6日に脱原子力と再生可能エネルギーの拡充に関する法案のセットを決定したい考えだ。　具体的な発電停止の時期の計画はだんだんと煮詰まってきており、CSUキリスト民主同盟は2020年を最終的な時期とするべく調整を進めている。　新聞　Süddeutschen Zeitungが火曜日に伝えたところによると、かなり前に決められている石炭鉱山廃鉱を手本にすることも検討されており、2018年に5年後に原発を止めることが有意義かどうか再検討されることになる可能性もある。

　Brüderleはベルリンで｢我々がドイツの供給網拡充を急ぐことが出来る場合のみ、再生可能の年代に入ることが出来る。｣　と延べた。　これまでは連邦各州の権限による電力高速供給網の継ぎ接ぎ細工があるばかりだ。　必要なのは連邦全土での一律の認可手続きだ。｢最終的には、言ってみれば一枚岩の連邦送電網が出来なければならない｣。　Brüderleは来週の月曜日に各国の同僚たちと話し合いを持つ。 グリーンピースは連邦首相Angela Merkel (CDU)に、6月中に17基の原子炉全ての具体的な停止時期を明記したエネルギー基本的意図を提示し、発電量計画制度を国会通過させるよう要求している。　｢原子力企業の経営者とロビイストは毎年、危険だが利益の上がる老朽施設の延命を図ることになるだろう。｣　とグリーンピースの専門家Tobias Riedlは語る。｢Angela Merkelがまたまた、原子力企業の前に跪くことは許されない。｣

グリーンピースは原子力発電所ひとつが毎日、100万ユーロの利益を上げていると推計している。　しかし、運用コストは電力会社しか知らない。　専門家たちも次の数年の電力料金の値上げを見込んでおり、これは供給者の利益状況が再び好転することを意味する。

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